赤岳

八ヶ岳という名前を知ったら一度は目指すだろう主峰です。隣接する横岳や阿弥陀岳とは標高差100mしかありませんが、最高峰から見える眺めはやはり違うことを教えてくれます。

ポイント
  • 八ヶ岳最高峰
  • 頂上山荘からの日の出
  • 毎年6月は開山祭!
  • 登山口からのコースタイムは片道4時間半(市販の登山地図基準)
  • 野辺山からの真教寺尾根、県界尾根は
    マイナールートなので別記事で!
目次

ルート

車であれば美濃戸山荘まで入ることができますがバスは手前の美濃戸口までです。
美濃戸口からは沢沿いの緩やかな道ですが、行者小屋から頂上までの急登はなかなか大変です。山頂までは5時間と長い道のり。八ヶ岳最高峰ですので頑張りましょう!

所要時間(市販の地図参照)
・美濃戸口 → 美濃戸山荘 1時間
・美濃戸山荘 → 行者小屋 2時間半
・行者小屋 → 赤岳頂上 1時間半

南沢(美濃戸口 → 行者小屋 )

美濃戸口から行者小屋までは南沢沿いをなだらかに登っていきます。標高差は600mもあるのですが、3時間かけて歩く(歩かないといけない)ので、ほぼ平らな道を歩いているように感じます。

夏場はとにかく暑いです。沢で身体を冷やすことをオススメします。汗の量が減ることで体力の消耗を抑えられます。暑いと思ったら躊躇わずに沢へ行く。よかったら試してみてくださいね。

梅雨に入れば可愛らしい花もたくさん咲くようになってきます。真ん中あたりまで来ると「シロバナヘビイチゴ」が一面に広がっていますね。赤岳に逸る気持ちもあるでしょうけれど、ゆっくり歩いてみるのもいいかと思います。

可愛らしさで人気のオサバグサ。県によっては絶滅危惧種に指定されていますが、八ヶ岳の針葉樹林では珍しくはないです。5、6段ぐらいの花を咲かせます。これはちょっと小さめです。

行者小屋

土曜日朝8時なのに既にこの混雑です!早朝でも美濃戸口の駐車スペースはかなり埋まっているんですよね。100人ぐらいはいたと思いますが、ベンチが多いおかげで休むのには苦労しませんでした。

君のおかげで人通りが多くなったような気がするよ!

文三郎尾根から

行者小屋からは文三郎尾根という急登を登っていきます。標高差500メートルの階段を作ってくれた地元の方々には本当に感謝しないといけないのですが、おそらく一度は心折られて嫌いになるかと思います。。。その急登は行ってからのお楽しみということで写真は載せません!

文三郎尾根を登り切ると阿弥陀岳との分岐に出ます。もう山頂だよね!って思うのですが、もうひと頑張りです。

そして残念ながらもっと急になっていきます…(といっても歩きやすい道なので頑張りましょう!)

岩の隙間からイワベンケイ。「岩弁慶」の名前のとおり風当たりの強い場所が大好きなたくましさ。ハーブとしても利用されることがあり、うつ病から高山病まで効果があると言われています。姿が珍しいのか、もう疲れて歩きたくなくなっているのか、見惚れる人たちの渋滞が起こっているのに結構出会います。。。

地蔵尾根から

行者小屋からは地蔵の頭を経由する地蔵尾根のルートもあります。階段に手すりが付いているのでこちらの方が歩きやすいかもしれません。

その後は岩肌に築かれた道を登ることになりますが足場はしっかりしています。

お地蔵さんが見えたら稜線に着いた証拠です。ここからあと30分だけ登れば山頂に到着です。

赤岳はどちらの尾根から登っても最後まで急登が続きます。2時間ほど大変な時間が続きますが景色は最高ですのでもう一踏ん張り頑張りましょう!(写真の天気が変わって申し訳ありません…)

赤岳山頂

山頂に辿り着きました!八ヶ岳の開山祭(6月)が行われるのはこの場所になります(*北横岳や阿弥陀岳など地元の方々が行っている開山祭もあります)

遮るものがなく富士山がくっきり見えます。まさに夏山という鮮やかな青空です。

権現岳、その向こうに南アルプス。赤岳以南は雨の日にしか登ったことがないので、お天気に恵まれたら必ず写真を載せます!

山小屋

コロナウィルスの影響により
営業状況が変わっているかもしれません。
必ず事前にご確認ください!

行者小屋

赤岳・阿弥陀岳への拠点として年間通して使われています。森林限界を越えた稜線ではキャンプ地がないため、テント泊の方々はここに集中します。夏場の週末だけは午前中には到着するようにしましょう。

赤岳望荘

2700mを越える稜線上にも関わらず湯船があります!また厳冬期も含めて通年営業をしており、年越しイベントは赤岳鉱泉と並んで有名です。頂上からの日の出も捨てがたいですが、朝焼けの赤岳も好きです。

赤岳頂上山荘

山頂に立っているとは思えない立派な作りの山荘です。赤岳望荘からは眺められない横岳から硫黄岳へつづく稜線を見たければこちらにしましょう!夕陽が当たったときの風景は素晴らしいですよ。

アクセス

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美濃戸口からの茅野駅行き/高速バスの最終が夕方までとなっているので、早朝着でない限りは日帰りは難しいと思います。余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう!

毎日アルペン号(東京発・夜行バス)

東京から美濃戸口まで直行できる夜行バスです。竹橋/新宿/八王子から乗車できます。22時台出発なので帰宅して着替えてからでも間に合うのが助かります。お盆や連休だけは混み合うので1ヶ月前から予約状況を確認しておくといいでしょう。

アルピコ交通(茅野駅発)

八ヶ岳の玄関口の一つである茅野駅からのバスです。お盆や連休だけは混み合うのですが、しっかり増発してくれますので、駅に着いても慌てないようにしてください。登山前に怪我したら笑えないですよね。

茅野駅時刻表(JRホームページ)

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