八ヶ岳の中でも最も気軽に登れる山です。しかし八ヶ岳と北アルプスが隅々まで一望できて侮れません。ロープウェイでほぼ山頂まで行けることもあり、これから山登りを始めようとしている方にとっておすすめの山です。
・八ヶ岳と北アルプスが一望できる山頂
・山頂近くまで運んでくれるロープウェイ
・家族連れでも歩ける整備された道
ルート
北横岳に登りたい場合には北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅からが最短ルートになります。坪庭を通って北横岳を登りましょう。
所要時間 (市販地図を参照してます)
・北横岳:1時間
ロープウェイ駅・坪庭
茅野駅から北八ヶ岳ロープウェイ駅のバスが出ています。ここからロープウェイに乗ると一気に標高2,200mまで上がることができます。レストランもあるので行き帰りの食事をここで取ることもできますよ。お土産も充実しています。上の駅にもカフェはありますが軽食のみです。
ロープウェイ駅の前には坪庭が広がっています。ここは登山装備がなくても歩ける場所ですのでいつも混雑しています。左側には展望台があって北アルプスが一望できます。
(冬の写真で申し訳ないのですが…)展望台から見た南八ヶ岳です。赤岳から網笠山まではっきり見ることができます。これだけ近くで見られたら登ってみたいと思いますよ!
溶岩台地には季節ごとの高山植物が咲くので年中飽きることはありません。わたしのオススメはツツジの紅葉です!でもとりあえずは北横岳に直行しましょう。分岐点が沢山ありますので標識を見逃さないようにしてくださいね。
北横岳ヒュッテ
北横岳はロープウェイで気軽に来られるので登山者が非常に多いです。ファミリー層も多いからなのか道が非常に整っています。まず初めに登ってみる山としてもおすすめできます。
上の地図ですと雨池山に抜けるルートです。北横岳がスニーカーでも登れてしまうような山なのでこのような標識が出ています。登山準備をしていれば問題ありません。しかし鎖場もある岩場なので、天気が悪いときは避けたほうが無難です。
三ツ岳の分岐を抜けたあたりからハクサンシャクナゲがお出迎えしてくれます。7月中旬から後半が見頃のように思います。
北横岳ヒュッテ付近の道です。植物園ではないかと勘違いしてしまうぐらい整っていますね。
北横岳ヒュッテに着きました。ここから先は開けた場所がないので休憩するといいでしょう。
このヒュッテから少し下がるとこの七つ池があります。この辺りからは大岳を経由して双子池へ降りるルートもあります。さきほどの三ツ岳のように岩場の道です。北横岳は初心者向けとされていますが抜け道が多いので奥が深いエリアでもあります。
北横岳
北横岳ヒュッテからは急登になりますが10分程度なので頑張りましょう!
この階段が始まったらもう山頂に着いたも同じです!
北横岳の南峰に着きました。本来であれば南端にある網笠山まで八ヶ岳が一望できます。ここに来ると雲が掛かってばかりなんですよね… (良い写真が無くてすいません)
こちらが反対側の北峰です。南峰(真ん中の丸まっている頂きです)から5分ぐらい歩くと着きます。左手の遠くに八ヶ岳が見えるのですが分かりますでしょうか。
そして北に目を向けると蓼科山です!その奥に見えるのは北アルプス。晩秋になると雪がかかり稜線がきれいに見えますよ。
亀甲池から
※ 亀甲池までのルートは 双子山・双子池・亀甲池 をご参照ください!
亀甲池からの登りは北八ヶ岳の中では長いものになります。大河原峠からですとここまで下り坂ばかりなので、葛折りに入ると信じられないほどの急坂に感じてしまいます(普通の登りなのですけどね)
北側から登るとバイケイソウに出逢います。逆に南側に咲いているハクサンシャクナゲは見たことがありません。バイケイソウは湿ったところにしか咲かないので日当たりが関係してくるのかもしれないですね。
山頂直下までは苔むした森の中をずっと登っていきます。こちらのルートはほぼ人がいないので、山頂の混雑を目にするとちょっと気持ちが付いていけないかもしれません。
山小屋
北横岳ヒュッテ
こちらは管理人常駐ではないために宿泊予約がないときは開いていません。立ち寄ったことがないのでリンクだけ貼らせていただきます。
アクセス
コロナウィルスの影響により
運行状況が変わっているかもしれません。
必ず事前にご確認ください!
アルピコ交通(茅野駅発)
茅野駅からロープウェイ山頂駅行きのバスが出ています。目的地によっては麦草峠行きのバスも合わせて調べてみるといいかもしれません。
北八ヶ岳ロープウェイ
通年営業のロープウェイです。最終が思ったよりも早いので乗り遅れないように注意してください!夏場は日差しが長いので遅くまで遊びがちです。帰れなくなっているということがないようにしましょう。
コメント