白駒池は八ヶ岳連峰の観光地。駐車場から木道が整備されているので夏休みや紅葉シーズンは観光バスが押し寄せてきます。
ただしハイシーズンでなければそこまで混むこともなく、早朝は歩いている人もまばらです。この写真も7月の週末、白駒荘での朝食前に撮影していますが、人は数えるほどしかいませんでした。
- 北八ヶ岳のメイン登山口
- 日の出、紅葉、スノーハイクと四季を通じての楽しみ
ルート
白駒池、麦草峠ともに駐車場とバス停があります。麦草峠〜白駒池駐車場〜白駒池の周囲までは傾斜のない平坦な道で登山用具すら不要です。
ただし白駒池、青苔荘を過ぎると泥濘みが出来やすい場所もあるので、靴などを汚したくない人は進まない方が無難です。
・麦草峠 → 白駒池駐車場 20分
・白駒池駐車場 → 白駒池 10分
・白駒荘 → 高見石小屋 30分
麦草峠
麦草峠はメルヘン街道の最高地点となっていて、北八ヶ岳の中心地とも言える場所です。1時間ほど歩けば白駒池、高見石、茶臼山、雨池など見どころにたどり着けます。
白駒池周辺はどこも素晴らしい苔の森ですので、麦草峠まで無理して足を伸ばすことはないかもしれませんが、交通量の少ない通りなのでゆっくり写真を撮るには打ってつけの場所だったりします。
森を抜けて、この白駒の奥庭を抜けると、すぐに白駒池の道に合流します。ここまで20分程です。
白駒池
白駒池は駐車場から歩いて10分ほどです。大人の休日倶楽部で取り上げられてから有名な観光地になってしまい、ハイシーズンは8時前に来ないと車を止められなくなってしまいました。小さなお子様やご老人でも問題なく歩けるような整備された道が作られています。
苔の森で有名になっただけあって森一面が苔に覆われています。駐車場から白駒池までのメイン通りから外れれば人混みはなくなりますので、立ち止まってじっくり眺めてみましょう。
苔好きの方々は運悪く(?) 晴れてしまった日に備えて霧吹きを持参しています。水を含むと茶色っぽく乾いた苔が瞬時に緑色に戻るんですよ。もし苔にハマったら試してみてくださいね!
湖の周りも大半は木道になっていますが入口付近よりは不安定になってきます。
傾斜はないので濡れているところに注意すれば滑ることはありません。
ただし木道が無いところには泥濘みも多いので汚れてもいい靴を用意しましょう。
麓のように一面が黄葉になることはないので、紅葉のアップと湖を一緒に撮られる方が多いです。
ドウタンツツジ、ナナカマド、ダケカンバが多いです。夏以外は晴れてほしいのですがこの日は曇ってしまいました。
夏場はボートに乗って星空を眺めることもできます。冬場はスノーシューを山小屋で借りて好き勝手に歩くのも楽しいです。山登りというよりは山で何かをゆっくりするのに良い場所です。
冬季はメルヘン街道が閉鎖されているので麓から登らないと来られないのですが、白駒荘では雪上車送迎付きの宿泊プランを用意してくださってます。冬山装備がなくてもスキーウェアなどの防寒具さえあれば気軽に冬山を楽しむことができます(雪上車送迎については 白駒荘HP にてご確認をお願いします)
高見石
白駒池に向かっていくと右手に高見石の看板が見えますので進みます。
高見石へのルートはこのように優しい道なのでお子様でも問題なく登ることができます。スニーカーでも楽しめますが雨天後は泥濘むので登山靴が欲しいところです。
この看板が出てきたら高見石はもうすぐです。スキーコースの看板が出ているのは冬季にスノーシュー貸出をしているからで、冬はソリやスキーで滑り降りたりする子供たちも見かけます。
高見石から白駒池を見下ろせます!(お天気が今ひとつで申し訳ございません…)
天狗岳方面に向かう際に登ることになる中山です。
山小屋
麦草ヒュッテ
麦草ヒュッテはバス停の脇ということもあり宿泊する機会がなかなかないのですが、苔観察ツアーを行っていたりとお世話になってみたいイベントが数多く開かれています。またメルヘン街道が閉じている冬季にはありがたい拠点になるかと思います。
白駒荘
こちらの白駒荘は2017年に火事で焼けてしまったのですが無事に営業再開されました。
新築で贅沢な施設になっているので、山小屋というよりは旅館に近いかもしれません。
湯船があるので汗を流したい方はこちらにしましょう。
暖房設備もしっかりしているので寒がりの方にもおすすめです。
山荘内の写真をあげるのは控えているのですが、ここの料理は素晴らしいので載せたいと思います。
ご主人の畑から収穫された野菜を使っていて食事前に説明してくださいます。
別宅から車ですぐなので泊まろうとは思ったことなかったのですが、
とても腰が低くて親切な方なのでメルヘン街道が塞がってしまう冬に通っています。
白駒池で一つだけ残念なのは厳冬期は日の出が見られないことです。
このように森の裏に隠れてしまいます。
日の出が目当ての場合には後ほど書く高見石小屋に泊まることをお勧めします。
青苔荘
湖畔のキャンプ場はこちらだけですのでテント泊を考えている方はこちらにしましょう。
宿泊代は白駒荘よりも若干安いです。
スノーシューツアーなどイベントが多いので日程があれば検討しても良いかと思います。
泊まることがあれば追記します!
高見石(高見石小屋)
昔のHP
https://www.yatsu-akadake.com/takami-k.html
小屋前にはテントスペースが少しだけあります。白駒池を見下ろしながら朝日を眺めるのに打ってつけの場所がこの高見石です。
この高見石小屋は高見石の裏にあります。ホームページによるとスノーシューやスキーも借りられるようです。冬に日の出を見たいのならこちらにお世話になりましょう(白駒池の湖畔からだと時期によっては方角の問題で見られません)
高見石小屋の名物といえばこの揚げパン!息抜きに立ち寄ってみてください。
飲み物の種類が豊富で、定番のビールやコーヒーからイチゴソーダ、コケモモジュースなどまで選べますよ。
アクセス
コロナウィルスの影響により
運行状況が変わっているかもしれません。
必ず事前にご確認ください!
アルピコ交通(茅野駅発)
八ヶ岳の玄関口の一つである茅野駅からのバスです。麦草峠行きが最寄りになりますが、車道が閉まる冬季は渋の湯行きが最寄りになるので気をつけてください。
茅野駅時刻表(JRホームページ)
毎日アルペン号(東京発・夜行バス)
東京から白駒池まで直行できる夜行バスです。竹橋/新宿/八王子から乗車できます。22時台出発なので帰宅して着替えてからでも間に合うのが助かります。お盆や連休だけは混み合うので1ヶ月前から予約状況を確認しておくといいでしょう。
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