硫黄岳

この平ぺったい山頂が特徴的で、写真を見れば一目瞭然の山です。爆裂火口が間近で見られる、横岳、赤岳、阿弥陀岳のビューポイントとしても一番ではないでしょうか。車があればコースタイムも長くありません。

ポイント
  • 爆裂火口が間近で見られる
  • 横岳、赤岳、阿弥陀岳のビューポイント
目次

登山コース

登山口まで車で来るのかバスで来るのかで大きく変わってきます。
車利用の場合には桜平から2時間、本沢温泉登山口から4時間と距離は短いです。
しかしバス利用で美濃戸口からとなると5時間はかかるので、夜行バスで早朝に来なければ日帰りは難しくなります。

 *桜平から2時間半*
 ・桜平→オーレン小屋 1時間
 ・オーレン小屋→硫黄岳 1時間

 *本沢温泉登山口から4時間*
 ・登山口→夏沢峠 3時間
 ・夏沢峠→硫黄岳 1時間

桜平からの上り

桜平からの登りは距離は短いものの急坂を登っていきます。個人的にはオサバグサは八ヶ岳に多く咲いていますが、このルートは多いような印象があります。

赤岩の頭まではシラビソの樹林帯を登っていきます。登り続きになりますが雰囲気は大変素晴らしいです。この樹林帯を過ぎるとダケカンバ、ハイマツが多く見られるようになります。

桜平からはオーレン小屋を、美濃戸口からは赤岳鉱泉を経由して赤岩の頭を目指します。そのまま20分上がれば硫黄岳です。左手から30分ほど降りればオーレン小屋、手前から1時間半ほどで赤岳鉱泉になります。

赤岩の頭の手前からになるのですが。。。硫黄岳山頂からよりは阿弥陀岳の北壁がしっかり見えるポイントになります。どちらが良いかは好みの問題になりそうです。

夏沢峠からの上り

夏沢峠から硫黄岳は強風になりやすいので
風を防げる服を持つことをお勧めします!

森林限界からはすぐに外れることになり、山頂まではがれ場を上がっていきます。ここは風の通り道なのでソフトシェル(風が防げるもの)を持っていくことをお勧めします。なだらかで気持ちよさそうに見えますが足元の岩は大きくて歩きづらいです。

本沢温泉から登った夏沢峠からは茶色い硫黄に覆われた火口壁がはっきり見えます。この断崖は直径が約1キロ、山頂と火口底の標高差は550メートルもあります。爆発して半分残っているのが今の状態です。

山頂

最北端の蓼科山まではっきりと見渡せます。天狗岳との違いはその奥が所々隠れてしまっているところでしょうか。平らな山頂なので休憩はしやすいのですが、強風になりやすいので当てにはしないようにしましょう。

先ほどの爆裂火口壁が間近で見られます!本沢温泉や稲子湯はここから恩恵を受けているのでしょうね。イワツバメが飛び交う姿も見られますよ。

山小屋

コロナウィルスの影響により
営業状況が変わっているかもしれません。
必ず事前にご確認ください!

硫黄岳山荘

有料になりますがホットシャワーが使えます!しかも食堂にはコタツや大型テレビまであります!食後はここに人が集まるのでお友達が作りやすいかもしれません。スタッフは若くて元気な方が多くて過ごしやすいと思います。

オーレン小屋

こちらは湯船があります!そして桜鍋(馬肉のすき焼き)が有名な山小屋です。目の前に沢が流れているので、夏場は涼を撮りながらのんびりできるのが好きです。テント泊をするのであればこちらと次に紹介する本沢温泉になります。

本沢温泉

こちらは本物の温泉があります!(といっても硫黄岳山荘とオーレン小屋もシャワーや湯船があるのが凄いぐらいですが)あまりの気持ちよさに登頂を止める人も多く見てきたのでハマりすぎないようにしましょう。テント泊できます。

公共手段によるアクセス

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運行状況が変わっているかもしれません。
必ず事前にご確認ください!

美濃戸口からの茅野駅行/高速バスの最終が夕方までとなっているので、早朝着でない限りは日帰りは難しいと思います。余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう!

毎日アルペン号(東京発・夜行バス)

東京から美濃戸口まで直行できる夜行バスです。竹橋/新宿/八王子から乗車できます。22時台出発なので帰宅して着替えてからでも間に合うのが助かります。お盆や連休だけは混み合うので1ヶ月前から予約状況を確認しておくといいでしょう。

アルピコ交通(茅野駅発)

八ヶ岳の玄関口の一つである茅野駅からのバスです。お盆や連休だけは混み合うのですが、しっかり増発してくれますので、駅に着いても慌てないようにしてください。登山前に怪我したら笑えないですよね。

茅野駅時刻表(JRホームページ)

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