９月下旬の紅葉といったら名所がありすぎて迷ってしまいますが、今年はまったり歩きたいと思って高谷池へ行くことにしました。高谷池ヒュッテは夏のうちに予約をしないと宿泊できないのですが、電話をしてみたら丁度キャンセルが出たとのことでお世話になることにしました。ご縁を信じるのも目的地の決め方の一つではないでしょうか！
・高谷池と天狗の庭の草紅葉
アクセス
駐車場はかなり広いのですがシーズン時はかなり混み合うようです。土曜の朝８時の時点でけっこうギリギリでした。バスの日帰りは天狗の庭までなら大丈夫です。火打山までは健脚者でないと難しいかと思います。遠方の方は北陸新幹線で上越妙高駅か長野駅、乗り換えて妙高高原駅というルートになるかと思います
登山ルート
妙高高原駅からもバスが出ている笹ヶ峰が最寄りの登山口になります。十二曲がりまでは森のなかを緩やかに登っていく気持ちいい登山道。その後、十二曲がりを越えるまでは急坂が続きますが、登りきってしまえば残りは平坦な道です。
燕温泉からは妙高山を越えることになるので健脚者以外はどこかで宿泊することになるでしょう。
笹ヶ峰からの所要時間（市販地図を参照しています）
・高谷池まで 登り 3時間半 下り 2時間半
・火内山まで 登り 5時間 下り 3時間半
笹ヶ峰から十二曲がり
バスターミナルや駐車場からですと迷うのですがこちらが登山口です。バス停からトイレに向かってまっすぐ歩き、左を向いていただくと登山口の看板があります。そのまま真っ直ぐ抜けてると見えてくる駐車場に入ってください。
火打山の登山道の素晴らしいところは木道が１時間近く続いていることです。できる限り同じところを歩いてもらうようにする工夫なのでしょうか。黒沢橋という水場まではお子様でもリラックスできるような道です。
黒沢橋です。この下に川が流れているので水を汲んでいきましょう！ここから上は煮沸しないと飲めない水しかありません。
黒沢橋から少し上がると「十二曲がり」になります。葛折りを12 回登らなくてはいけません。でも普段から登山されている方からしたら普通の登りなので心配しないで大丈夫です。
富士見平分岐を抜けて
登山地図には「十二曲がり（急坂）」と書いてあるのですが、登り切った先もまだまだ登り坂です。この辺りから紅葉が始まっていました。
黒沢池ヒュッテへの分岐になる「富士見平分岐」の手前。ここまで来るといよいよ紅葉がピークになってきました。高谷池を越えると低木ばかりになってしまうので、逆にこの辺りの方が映えるかもしれません。
富士見平分岐から先になると紅葉に囲まれてなかなか足が進みません！
火打山には雲がかかってました。この日は午後から天気が崩れる予報だったので先を急ぎます。山は捨ててもいいけど高谷池のガスガスだけは避けたいところ。
高谷池
高谷池ヒュッテに着きました！少し雲が多いのが残念でしたが、ほぼピーク時に来ることができて良かったです。
こんな所でぼーっとしながらお茶でもしたいものです。
池の反対側から。ヒュッテが絵になりますね！
そして振り向けば火打山。紅葉を見にきたので居座ってもよかったのですが、とりあえず登ることにします。
天狗の庭へ
火打山へ登るまでは尾瀬のような木道を歩いていきます。頂上近くにこんなに整った道があるのは普通ではないですよね。余計にテンションが上がってきます。雲が消えてくれたら火打山はもっと輝いていたかもしれません。
天狗の庭に着きました！影ってしまっていて良さが伝わらないのが残念… 広いスペースもいくつかあるので腰掛けて休むこともできます。焦らずに楽しんでいきましょう。
火打山
天狗の庭を越えると山登りの再開です。のんびり歩いてきたので気持ちが切り替わらず、ちょっと辛さを感じました。この日はちょっと残念だった妙高山。登山口では雲ひとつない青空だったので間に合うかと思ったのですが、少し遅かったようです。でも百名山に入るかっこよさは分かりますね。右下に写っているのが天狗の庭です
稜線に入ると灌木の間を進むことになります。お天気が悪くなってきたからか小鳥が沢山遊びに来てくれました。ライチョウも多いらしいので粘ってみるのもいいと思います（この日は望遠レンズが無かったので撮れませんでした）
山頂に到着です！雲がなければ日本海が見渡せたのですが本当に残念です！広々としているのでゆったり休めると思います。
「妙高見えないかな」と皆さん眺めている写真でおしまいにしたいと思います！
山小屋
高谷池ヒュッテ
個人的にはコーヒー(200円)とお湯(100円)のセルフサービスが良かったです。マグカップを持っていくだけでも快適に過ごせると思えます。食事は食べ放題のようです。ただしメニューが一つですので、そこに魅力を感じない方は自炊にしてもいいかと思います。わたしの日は、朝は中華丼、夜はカレーでした。
黒沢池ヒュッテ
山小屋のHPがなかったのでHYAKKEIの特集記事を入れておきます（連絡先有） 火打山のスキー学校やスキーロッジのスタッフを中心に運営をしているようで、火打山のことを知りたいのであれば泊まってみるのも良いのではないかと思います！
まとめ
高谷池は宿泊場所の確保が難しいのでなかなか足が伸びなかったのですが、やはり人気がある場所には素晴らしい風景があることを実感した山行でした。天狗の庭までの往復でゆっくり過ごすのも良いような気がします。お天気を見てから予定を決めたいということで、笹ヶ峰から火打山、燕温泉から妙高山と二日に分けていらっしゃる方にもお会いしましたが、体力に問題なければ良いアイデアかなとも思いました。
バックカントリー、雪解けと水芭蕉、夏のお花畑、紅葉と一年中遊べる高谷池。また近いうちに遊びに行けたらと思ってます！
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