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夏が来れば尾瀬なのかな、そういえば行ったことがないなと思っていたところ、後輩からお声がかかって尾瀬ヶ原へ行くことになりました。ワタスゲは見てみたいけれど、ただ木道を歩くだけだからとあまり期待はしていなかったのですが、そのただ歩くだけが思い描いた以上に素晴らしいことに気づかされました。歌い継がれるのも納得の風景でした。
・登山装備なしで歩ける(雨具のみ要準備)
・本州最大級の湿原
・多種多様な高山植物
尾瀬エリアの山荘は宿泊していないため、この記事ではリンクのみの紹介とさせていただきます。
アクセス
尾瀬ヶ原への登山口は「鳩待峠」になりますが戸倉発のバスでしかアクセスできません。まずは公共手段もしくは車で「戸倉」へ向かうことになります。東京在住の方は直通バスを利用するのもいいでしょう。
ルート
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鳩待峠から尾瀬植物研究見本園に立ち寄って見晴へ向かいました。東電小屋経由で鳩待峠まで戻っています。鳩待峠から至仏山荘までは緩やかな下り坂を降りていき、尾瀬ヶ原に入れば平坦な道を歩くだけです。
体力は要らないルートですが日陰がないので暑さで疲れやすいです。小屋の周りには必ず木陰があるのでクールダウンをしながら楽しむといいと思います。
所要時間(市販の地図参照)
・ 鳩待峠→山の鼻 1時間/1時間半(往路/復路)
・ 尾瀬植物研究見本園 30分
・ 山の鼻→見晴 2時間(往復路共に)
鳩待峠
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朝5時発のバスに乗って鳩待峠にやってきました。戸倉のバス停には20分前に着いたにも関わらず長い行列ができていました。増便されていたのでなんとか乗ることはできましたが尾瀬の人気はすごいです。
写真の右側に隠れてしまってますが鳩待山荘という宿泊施設があります。バス以外では入ることができない場所なので、翌朝早く帰りたいなどスケジュールによっては泊まるのもいいかもしれません。
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尾瀬では基本的に木道を歩いていきます。写真のように拍子抜けしてしまうぐらい整った道を延々と歩いていきます。登山というよりお散歩の日でした。
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至仏山につながる稜線が見えてきました。ここまで来たら尾瀬ヶ原は近くです!
山の鼻・尾瀬植物研究見本園
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尾瀬ヶ原の入口になる山の鼻に到着しました。ベンチが沢山あるので行き帰りの休憩に便利です。山小屋については下のリンクからご覧になってください。
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尾瀬ヶ原とは反対側(左側)に向かうと至仏山に向かう道が伸びています。手前に広がるのが植物研究見本園で尾瀬で見られる植物が比較的多く集まっているようです。見本園とありますが草花を植えているのではなく手付かずの自然とのことです。
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尾瀬の初夏といえばワタスゲですね。
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一面に広がる様子が伝わるでしょうか。圧巻です。
尾瀬ヶ原へ
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植物研究見本園を1周して山の鼻へ戻ったら尾瀬ヶ原へ入っていきます。木道は燧ヶ岳に向かってほぼ一直線です。
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池塘が至る所に見られます。この辺りは稜線に上がっても点在しています。頻繁に通っている長野とは全く違う自然が見られます。
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逆さ燧がきれいに見えました。登山者が必ず立ち止まっているので見逃すことはないと思います!
牛首分岐・竜宮小屋
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感動してカメラが手放せなくなり予定の倍以上かかって牛首に着きました。
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こんなに青空が広がってますからね。「夏が来れば思い出す」ってそのままなんだなと感慨に浸っておりました。
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カキツバタの群生(もしかしたらアヤメかも。遠くて見分けがつかず)
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朝9時前でしたが喉が乾くほどの暑さ。泳ぎたくなる衝動を抑えられないくらいに美しい水面です。
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竜宮小屋に着きました。ここまで1時間は太陽に照らされるので日陰に逃げて身体の火照りを取りましょう。尾瀬の道はやさしいですけれど熱中症には要注意です。
見晴へ
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夏休みですね。言うことなし。何も書かない方が良いくらい。
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燧ヶ岳が見えてきました。2時間も歩いてきたけれど、終わってしまう寂しさを感じてきます。
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小屋が集まるのも分かります。今、帰りたくないですから。
見晴
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暑いので小屋にお邪魔してコーヒーを頂きました。
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至仏山を眺めながらぼーっとできるだけで幸せです。他に何が必要でしょうか。
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見晴には6つも小屋が集まっています。今度は絶対に泊まりたいです。リンクを貼っておいたので是非見比べてみてください!
帰路(東電小屋経由)
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帰りはもう一つの道を回ることにしました。竜宮小屋へは戻らずに東電小屋を経由します。裏側の道になるので静かに歩けます。
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尾瀬は山小屋が集まっていて人口密度が高いので、東電小屋のような山小屋で静かに過ごしたいという方もいらっしゃるかと思います。私も尾瀬のリピーターになったらこちらを選ぶかもしれませんね。
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牛首分岐の手前にニッコウキスゲの群生がありました。このお花が好きな方は牛首分岐から一旦外れて見にきてもいいかと思います。
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お花を撮っていたら1日では戻れないと思います。次回は1晩泊まってじっぐり過ごしたいです。
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最後は歩荷さんで締めたいと思います。毎日ありがとうございます。
まとめ
何も変化しない真っ過ぐな木道を歩くだけなのですが、この土地から離れさせてくれないのは、本州に二つと無い湿原の広大さなのかもしれません。また決してアクセスしやすい場所ではないというのも大きく関係があるように思えます。歩いてみれば歌い継がれる土地であることが絶対に分かりますので、少しでも気にかかるようでしたら絶対に行ってみてください!
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